零シリーズの魅力を語りたい。祝!リマスター発売!
私生活が忙しかったりなどの理由があって久しぶりの投稿になってしまいましたが、今後もブログは続けていきたい所存です。
そして、すっかり寒くなり、時期的にはどうなんだろう…とツッコミたいタイミングで発売された、和風ホラーゲームの金字塔『零シリーズ』の最新作のリマスター、『零~濡鴉ノ巫女~』。
もともとはWiiUで発売された作品で、自分も当時、これをプレイするために本体を購入しました。WiiUと言えばゲームパッド。
その特徴を生かし、ゲームパッドを射影機(簡単に言うと心霊にダメージを与えられるカメラみたいなもの)に見立ててのプレイ感が面白かったように記憶しています。
さて、そんな作品を移植して、どうなるのだろうか…と少し心配していましたが、きゆうに終わりました。自分はNintendo Switch版を購入しましたが、特に問題なく、楽しくプレイしています。
そこで今回は、すべてのシリーズを遊んできた私が、零シリーズの魅力について語っていきたいと思います。
ホラーとエロスの絶妙なバランス
ホラーとエロスは切っても切り離せない関係である、と私は考えています。
もちろん、絶対必要!という訳ではありませんが、エロティックなシーンがあると、その後の恐怖感が一気に際立つと思うのです。
そして、零の主人公。毎回、「そんな装備で大丈夫か?」と確認したくなるような薄着で廃虚にやってきます(迷い込んでしまったものもあるけれど)。
しかし、これは、「エロさでそれ目的のユーザーを増やしたい」だとかではなく、恐怖を引き立たせるため、といった目的も兼ねているのだと思います(いや、違うかもしれませんが…何せあのDOAのテクモなので…)。
毎回ポイントを使って新コスチュームを解禁することができ、そこでは水着などもあるものの、それはあくまでおまけ要素、やりこみ要素の範囲なので触れません。
基本的には零の主人公の服装は、そこまで高いと言えるほどのものではなく、なんともきわどいラインを保ったデザインです。
そこがさらにエロさを引き立たせているのです。全部が丸見えよりも、見えないところがあった方が想像がかき立てられます。
さらに、テクモが得意の美少女の造形もばっちり。初期はさすがにマシンパワーの関係で今になって見ると厳しいかもしれませんが、最新作ではさまざまな属性の美少女が。
渋い男性キャラクターも登場していますので、そちらにもご注目。
和風ホラー特有のじわじわとした恐怖感が素晴らしい
このゲームは『幽霊が現れるまでの方が怖い』ゲーム、と個人的に思っています。
幽霊が現れると、射影機を構え、フェイタル(クリティカルのようなもの。フェイタルが撮れるとコンボがつながる)を狙うので、どうしても『ゲーム感』が強くなるため。
逆に言えば、純粋なゲーム性を見た時にもとても面白い作品です。慣れてくると、フェイタルでコンボをつなげる爽快感が味わえるでしょう。
幽霊が現れる前、暗い和室を、床をきしませながら歩いている時…懐中電灯の明かりによって生まれる影に、「ヒッ」となってしまったり。
和室や日本家屋の雰囲気もよく再現されていて、ほこりっぽさや、すえたにおいが伝わってきそうなほどです。そこを歩いているだけで、じわじわとした恐怖感が味わえます。
そして賛否両論がありますが、このゲーム、基本的に移動速度が遅いです。さらに、扉の開け閉めもわざとゆっくり行われるように作られています。
そのもどかしさが、じわじわとした恐怖感をさらに強めている、と私は思います。
毎回お約束、儀式失敗から始まるストーリーの安心感
毎回、もの悲しいストーリーで感動してしまうのですが、身もふたもない言い方をしてしまうと、『儀式の内容が変わっているだけ』とも言えます。
こういう言い方をするとけなしたいのかと誤解されそうですが、そうではありません。
『変わらない良さがある』ということを言いたいのです。
そして、毎回パターンが決まっていると分かってはいても、巫女の置かれたつらい境遇に感情移入をしてしまい、エンディングでは号泣。
この安心感も、零シリーズならではの魅力だと思っています。
最新作は、未経験の方にも遊んでみてほしい
そして今回の最新作、『零~濡鴉ノ巫女~』のリマスター版ですが、シリーズ未経験の方にもぜひ遊んでみてほしいです。
過去作とのつながりはあるのですが、プレイしていなくてもまったく支障はありません。
そして、リマスターで画質も向上しており、最近のゲームにも引けを取らないほど。ゲームの読み込み時間などもほぼなく、快適に遊べます。
内容はきちんといつもの零なので安心の怖さですし、女の子もとてもかわいい。
さまざまな追加要素もありますし、対応機種も多く、さらに価格も最近のゲームとしては安価です。
興味を持った方は、ぜひ手に取ってみてほしいな…と思います。
そして、テクモさん、ぜひ新作をお願いいたします。