【東京卍リベンジャーズ/ネタバレあり】馬地圭介はタイムリーパーだったのでは…?
まだまだ収まることを知らない、『東京卍リベンジャーズ』の人気。それに比例して、私の熱も上がっていきます。
そんな私の一番の推しキャラは『馬地圭介(ばじけいすけ)』。彼は仲たがいしてしまったかつての仲間たちの絆を再び結束させ、『自分が自殺する』という事実によって未来を変えた人物です。
しかし、この一連のシーンを最初に読んだ時から、私の中で馬地に対してある疑念が生まれました。
『馬地は実はタイムリーパーだったのでは?』ということ。
今回は馬地はタイムリーパーだったのではないか、という説について考察していきたいと思います。
馬地圭介がタイムリーパーだとする根拠1
馬地は最後に一虎とマイキーの死闘を止めるため、すでに致命傷を負っていたにも関わらず自分の腹にドスを刺し「自分が死んだのは一虎のせいではない、だからマイキーが一虎を恨む理由はない」といったことを高らかに宣言します。
一見すると、誰よりも仲間を大切に思う馬地ゆえの発言と取れます。しかし、武道が何度かタイムリープを行って過去の改変を行ってきたという事実に着目してみてください。
『馬地は、ここで一虎に殺されるという過去を変えるため、わざわざマイキーや一虎に分かりやすく、自分は自殺で死ぬのだと説明した』とは考えられないでしょうか。
もちろん、武道の介入があって馬地にこういった心境の変化が起こった可能性は非常に高いです。しかしわざわざ、『自分は自殺で死ぬ』というのを伝える必要はあったのでしょうか。
ここが馬地の絶妙なところ。馬地の優しい一面を思えば、それは確かに不自然ではない、と思えるようになっています。
しかし深読みをした場合、『馬地圭介もまたタイムリーパーであったかもしれない』という考察の余地を残しているんです。
馬地圭介がタイムリーパーだとする根拠2
これは少しだけ話がずれてしまうのですが、自分はもしかしたら『東京卍リベンジャーズにはタイムリーパーが複数存在するのでは』と考えています。
この最大の根拠は、『リベンジャーズ』と複数形になっていること。武道一人がタイムリープをして過去を変える、『リベンジをする』のであれば、『東京卍リベンジャー』というタイトルでいいわけです。
つまり、『リベンジをしたい人間は複数存在する』という伏線になっているのではないかと思いました。
実際、作中に存在する人物にはそれぞれの『リベンジしたい対象や出来事』が存在しています。そして重要なのが、『タイムリープするためにはトリガーが必要』ということ。
そしてトリガーの条件については『過去を変えたい』という思いであると私は考えています。過去を変えて、何かしら変えたい現在の事象があるのだと。
馬地がタイムリープをしたのだとしたら、トリガーになったのは死の間際に馬地が死ぬことで深い悲しみを負ったマイキー、もしくは千冬ではないかと思います。
そして馬地は死の間際でタイムリープをしたからこそ、稀咲の不審な行動を嗅ぎつけることができたし、彼が怪しいと踏んでいた、とも考えられるのではないでしょうか。
馬地圭介はタイムリーパーなのでは?についてのまとめ
実際馬地は亡くなってしまった以上、このことに関する真相は分かりません。しかし、私が馬地がタイムリーパーだったのではないかと考える根拠については以下の二つです。
- わざわざ、『自分は自殺で死ぬ』と宣言する必要性。馬地の人間性を強調することによってここに巧妙なフェイクが施されていたのでは?
- 武道以外にもタイムリーパーは複数存在する。稀咲が怪しいと感づいたのも、一度目に失敗した経験があるからではないか
もし馬地がタイムリーパーであった場合でも、タイムリーパーではなかった場合でも、彼には『男気』があったことは間違いありません。
最後まで仲間を思い続けた馬地圭介。彼のためにも、マイキーには立ち直ってほしいところですね。